mukofungoj ĉiuloke

 変形菌はどこにでも
 

一休 乱世に生きた禅者

『放浪息子』と別のとこで買ってきたのが一休さん本。『一休 乱世に生きた禅者』(NHKブックス、1970年12月)。200円也の貧乏読書。著者の市川白弦は仏教者(宗教者)の転向問題にとりくんだアナキスト禅者です。くわしくは白仁さんによる解説を。72年還俗とのことなので、坊さんだったころの著作ですね。あわせて再読しようと思っていた中公クラシックスの『狂雲集』がみあたりません。汚部屋のどこかにあるはずなのに。

(追記)白弦さんて黒衣同盟の運動を禅宗(臨済宗)でも実行しようとしたんですよね。浄土真宗における黒衣の意味とその後の同胞運動については、小武正教「袈裟と僧階制度 ─「僧侶の水平運動」・黒衣同盟に学んで」をどうぞ。七条袈裟批判の真意とかが簡明に解説されています。
 真宗には黒衣同盟や同朋運動がありますが、どうやら浄土宗の方には黒衣に特別の意味をこめた運動はないようですね。法然さんを追慕する黒衣行脚・法要があるようですけど、ふだんは白衣金襴じゃね〜。そもそも袈裟をつける意味なんて、縫い合わせたボロきれ(糞掃衣:ふんぞうえ)をまとうところにこそあるんだから、坊主はみんな本源にたちかえるべきなんじゃないかと思うのですがいかが。
etikedo : 仏教
 
 

なみだの放浪

せっぱつまっていた一件が一段落して、久々に街「放浪」のあげく漫画を買ってきました。

『放浪息子』9巻(志村貴子)、なみだなみだの放浪展開。めざとい人には旧聞でなにをいまさらなんですが。

主人公は「女の子になりたい」男の子、中学生。もうそれだけでなみだ(ぉぃ)。巻末では、「女の子/男の子」という思春期のゆれ(だけ)がモメントじゃないんだって主人公の意思がかいま見られるくだりがでてきます。ここでまたなみだ。あのーこれ漫画なんですがって、分かってますよ。

それにしても他校のセーラー服きて学校にいっちゃう放浪ぶりは……作者よくやった。このくそ差別的な社会(子供社会ふくむ)で越境しようとするものは「弾圧」されるってところを、オブラートにくるんで読ませるのがね、なんといえばいいのか、絵柄がかわいらしいのでさらーっと読めそうなのにまいど肺腑をえぐられるような感じになっとるわけです。

おしむらくは主人公が「かわいい男の子」で、「ブサイクな男の子」じゃないところ。それじゃ漫画にならないのか。いやそんなことはないはずだ。ただし作中には「かわいくない」と「自覚」している男の子が主人公の親友としてでてきます。かれもまた越えたい人。

画面が白いとかキャラの描き分けができてないとかいろいろいわれてきたようですが、テーマ偏重愛好読者にとってはそんなことは二の次なのだ。

巻末のおまけで作者が「汚部屋女」だってイシデ電が暴露してますが、ぼくんち「汚部屋」。うへへ。
etikedo : 漫画 反弾圧
 
 
おまえこそだれだ

Author:noiz
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