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【恥知らずの宣伝】「サウンドデモ」史考

2009
09-02
まだまだ逃避中のメモですが、こんどは宣伝。雑誌『アナキズム』の12号、出ました。「「サウンドデモ」史考──人はどんちゃん騒ぎのなかに社会変革の夢を見るか」などという赤面したくなるくらいおおげさなタイトルで書いてます。いひひ。(デモで社会変革なんて転倒してる? そうかも!) 例によって楽しいだけでいいわけないんじゃーぎゃーとうるせーオッサン状態ですが、関心ある向きはご笑覧ください。

さて、あえてもってまわったいい方をしますが、「サウンドデモ」(レイヴ的なデモ)については現場不在のまま思い込みで書かれたような通説ふうのものがWWW上に散見するような気がするので、重箱の隅をつつくようにして補ってみたつもりです。無前提に非暴力といわれすぎな気もしていたので、おまけに非暴力説にも否定的見地からする釘をさしておきました。力の発動に暴力も非暴力もあるかいな、そもそもデモってのは私権に優先して他者をおしのけてまかりとおるんであってその意味で強制的な力、つまりある立場からすれば暴力の発動じゃねえの? 浅草サンバカーニバルだって、他者にでくわすような都市での御輿や山車だって暴力の顕現じゃねえんですかい? ってな案配。問題はそれを自覚してやるのかどうかってことじゃないのかなと。でもひとと意見が違うなら殴ってだまらせりゃいいんだ式の物理的暴力についていってるわけじゃありません。ただデモが嫌いな人も含めて傍観者をおしのけてとおるんで、その意味では殴るのに近い効果を及ぼしてもいるんだよなというわけです。まあそもそもみんなから支持・理解してもらいたくて非暴力あるいはピースってプレゼンするのはちょっとみっともないと思っています。集団示威がピースだなんて、それもまあ自由なんですが。
 あー非暴力とかピースの話になると長くなる(笑)、閑話休題軌道修正。
 幸か不幸かワタクシ流れ流された結果、「サウンドデモ」については2003年から東京の現場のはしっこにおったのでそのあたりからの極私的まとめになっちょります(そういや東京ではラジカセ+一斗缶たたきも03年版DJカーより前からあったなぁ)。ただし同時期の関西での動向については友人からの伝聞で構成しているので(名古屋は行ったよ)、これについてはわたし自身が思い込みによる間違いを書いている可能性があります。この段につき叱正乞う。いや、東京部分の記述についても現場からの事実誤認の批判も当然待ちます(もちろん現場の再構成たる説述そのものへの外在的批判も)。現場におったもんは同時代史料の作成をこころざしても断片的な私史としてしか書けないもんだと思ってますから。だから物見高いみなさん、書かれてあることをそのまま信じちゃあいけませんぜ。
 ネット上に見られる思い込みってなによといえば、たとえば「サウンドデモはテクノ中心」説とか(はてなキーワードでは「ダンスミュージックを爆音で流し」と、どうとでもとれるように書かれてますが)それを鵜呑みにする言説とか。んなこたーないです。それこそポップス、レゲエ、パンク、ノイズ、演歌などなどが幾つものデモのなかで登場してきたことは(演歌は「DJ歌謡」として絶唱──「秘密博士」で検索してみましょう)、ぜんぜん暴れてもないのになぜか機動隊の盾に押しまくられながら(笑)その場で聴いてきたんだぜって、信じるなといったそばから証言しときます。もちろん四つ打ちのものが大音量でたくさん流されてきたことも事実です。
 それにしてもですね、たとえ現場にいなくても中島雅一さんのルポ「捕虜と乱痴気──5.10 Street Rave Against War」とか(デモでルイ・アームストロングなんてしびれるーって、野暮用でこの日はいませんでした)、2007年の「自由と生存のメーデー」でのセットリストの一部が参加者のウェッブログで公開されているとか(「あきらめ節」とか「およげたいやき君」とかこれでどうやって「ダンスミュージック」たらしめるべく踊るんじゃいステキ!……その場ではリズムとるフリしましたが(笑))、同じく07年の「反戦と抵抗のフェスタ」ではDJカーだけでなくバンドカーも出たとか(赤い疑惑! ゆるいリズムがかっちょえーけど、野宿者ならともかく自称「東京の格差社会の最底辺代表」ってのは無理があります)、ネットを徘徊するだけでもテクノ中心説のアレゲぶりを知ることができるのであります。あるいはいまはもう検索だけじゃひっかからないであろう、京都の「反戦・反政府行動」(現・反戦生活)が提起した「小泉政権打倒・改憲阻止・路上解放デモンストレイション」(2004年7月4日)にはリヤカー二台つないでバンドが乗車してもちろん人力でひっぱる「秘密兵器」が合流していたとか(報告ページの写真なくなっちゃったよ)、まあいろいろあったわけです、昔から。つうか東京のマリファナマーチによる「サウンドデモ」、テクノ偏重だと思います? セクシュアル・マイノリティのパレードは? テクノ中心説はあきらかに想像力がたりません。
 そういや、一部(いまとなってはすべてではない)「サウンドデモ」の「警察との対峙」は公安条例・道交法を恣意的に悪用する警察の弾圧の結果でしかないのに、最初から警察ともめるのを目的としているかのようにいいたがる倒錯的なオハナシもありますね(デモ直後は忙しくて点検するひまがなかったけど2008.7.5札幌についての見てきたかのようなウソばかりとか)。が、「サウンドデモ」って目的意識的実力闘争はめざしてないです。ただし03年以来の東京では警察の不当な規制にだまってしたがうことも拒否してますけどね。関西でも状況は共通していたと思います。だってデモに出させないようにしたりとか、警察のほうが無茶しやがるんだから(特に公安ども)。ただしすべての「サウンドデモ」が「警察嫌い」というわけではなく、たとえば01年12月のCHANCE!東京+和プロジェクトの「ピースパレード」では、事後にCHANCE!東京が謝辞の対象に「警察さん」を含めています。かくも現実はバラバラなりき。参加しろとはいいません。しかしすくなくともよりていねいな現場観察、あるいは現場中心主義打倒!な場合は、「参加」「目撃」の資料がネットに多数公開されているわけですから、さらなる資料調査と精読をこころがけるべきだと思います。たかがデモひとつを見たくらいで(あ、わたしですね)、あるいは伝聞で分かったつもりで(あ、わたしですね)、あるいは自分が「体験」したものだけで(あ、わたしですね)すべてを判断してしまえると思い込む愚にも気がついた方がいいです。デモは、あるゆる行動は、当然ながら、それぞれです。「サウンドデモ」も同じことです。主体があるだけそれぞれです。こんなのじつに当たり前の話で、いうだけ恥ずかしい。

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Comment

初めましてペタがみつからないので・・
選挙で唯一残念だったのは保坂展人氏の落選でした。
これからもよろしくお願いします。
  • 2009-09-02│18:07 |
  • アナキスト詩人pikki URL
  • [edit]
民主党って何ものか?
アナキスト詩人pikkiさん、こんにちは。横レスて恐縮ですが一言。
保坂落選はたしかに残念ではありますが、私は民主党政権になれば下層貧民はより苦しめられると予感しています。民主党は国益第一と国民主義で包摂する人々には「やさしい」でしょうが、そこから外れた非国民や在日被抑圧民族に対しては、ある場面では自民党以上に冷酷でしょう。幻想は捨てるべきではないでしょうか。
http://www.linelabo.com/obama090121.htm

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