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民主党土屋都議という必然

2009
12-11
土屋敬之都議が民主党都連から除名されたとか。土屋はタカ派的な右翼議員としてならしており、なぜ民主党にいられたのかと疑問をもっている人もいるようだが、そもそも同党のなりたちからしてこうした議員がいるのは当然のことだ。民主党についての左右に偏向した幻像は、政党の複合的な支持母体についてきちんとふまえられないからこそつくりだされる「不安の立像」にほかならない。労組系議員が云々としゃべりちらして政治談義を語ったつもりになったところで、それだけでは大味なヨタ話にしかならない。労組を支持母体とする議員には右も左もそろっているのが現実だからだ。
 民主党といえば労働組合の党であり、だから民主はサヨク!とわめきちらす手合いがネットにはたくさんいるが、そもそも労働組合の運動には右翼的潮流もしっかりと存在するのであって、左翼・中間派とならんで戦前戦後の労働運動を二分・三分してきた歴史を知らないからそんなバカなことがいえるのだ。ごくおおざっぱにいって、左派は総評、右派は同盟という枠組みが戦後のある時期からながらくつづいた。だから同盟の運動をしらずに労働運動についてあれこれ語ろうというのは、この意味では左翼的に偏向している。
 「労働組合運動の右翼的再編」といわれた連合結成への道行きは、ぶっちゃけ同盟のヘゲモニーのもとに成立したものだ。全民労協のヘゲとりに総評が失敗して、総評傘下の組合が危機感をもちながらも、潮目をみながら「労働戦線統一」にのりおくれるなとばかりに合流して連合ができたわけだ(「右翼的再編」を拒否した潮流のうち、共産党系は全労連を、その他は全労協を形成した)。連合が反共タカ派でならした旧同盟系労組とかつての中間派・左派の諸組合が呉越同舟する奇っ怪な連合体であるのは最初からそうなので、いまさらおどろくことではない。
 いまでも連合のヘゲモニーをにぎる民間最大単産であるUIゼンセン同盟といえば、(全繊同盟時代から)やはりゴリゴリの右派組合だが、そのゼンセンを支持母体とする土屋が名うての極右でいながら同時に民主党の地方議員であってもまったく不思議はない。政治的には反共右派、組合としては労使協調のゼンセンに領導される連合という視角からすれば、連合を支持母体のひとつとする民主党が労使融和のコーポラティズムでなんとかまとまっているのはむしろ当然である。土屋は跳ねすぎてトカゲのしっぽきりの憂き目をみただけのことだ(当該にしてみれば連合傘下最大単産の政治部門の一翼をになっているはずの自分が民主党に切られることには納得いかないだろうが)。なお岡田外相の血族的経済基盤であるイオングループにも労組があるが、ゼンセン傘下である。イオン資本の政治的表象である岡田の所属政党がゼンセン─連合の支持を受けてもいるという現実は、とりもなおさず民主党が労使協調を体現する党であることを示している。
 土屋敬之は政治家としては自民党議員の秘書として出発したが、そもそも民社協会会員であり、「労働組合の反共学校」とも呼ばれてきた富士社会教育大学校の研究員という経歴からして、時代が時代なら民社党=同盟系の右翼議員だったことだろう。民主党土屋都議という政治的存在は、ひとつの必然に違いなかったのである。

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