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主体性なき兵士

2010
05-15
ある学生が所属するサークルの先輩に行き先も告げられずに車にのせられて、山の中のアジトに行きます。まず大学のサークルボックスに集合し、そこからある拠点に移動し、その拠点から本格的に山の中めざして自動車数台による行路を開始するまでのあいだ、もちろん革命的警戒心にしたがって行動します。アジトにはふだんまったく姿を見せない「大人」がいます。サークルの新メンバーはここでようやく面通しかと気がつくのですが、いつものようにみんなでメシをつくって食べます。「大人」はつくらずえらそうに座って講釈をたれます。てめえもつくれよとはとてもいえるような雰囲気じゃありません。
 思えば、学籍のある先輩んちでよくみんなでメシをつくったものでした。でもパンクをプチブルと否定した先輩がビートルズを聴いていたのが絶対に許せませんでした(笑)。けれども問題の本質はもっと根深いもので、すでに定められた方針がどこかかから降ってきて、われわれ兵士(未満)はそれにしたがって行動するだけだったというところにあります。組織原理の問題はほとんどすべてを規定するので、なにも考えずに○○はプチブルなどと平気でいえる精神をつくりだしたりするわけです。もちろん合意形成なぞという上等なものは一切ありません。それどころか合意に向けた前提となる方針論議さえまったくない。すでにある方針にしたがって学習し、学内でビラをまき、講義前にビラ入れし、テーマの決まっている集会を組織し、たまに学外に出かける。わたしの場合そのあいまにアルバイト生活でしたから(古典的な勤労学生だった)──うらやましいでしょ、なにも考えずにすむんですよ! というのは冗談で、疑問や感慨は話ができそうな先輩に個別に漏らすだけというのはつらかったですね。えてしてそれも先輩に忌避されました。むしろサークル外の学友たちとの議論のほうがどれだけ有意だったことでしょう。煩悶をかかえながら、そもそも学籍のない組織の「大人」に連れられて他大学にビラ収集に行ったりとか……どんな活動ですか。うへへ。
 それで文案のできあがってるビラを刷っては学内でまき、タテカンをつくり、小部隊組んでPKO反対のデモとかに押し出していくわけです。わたしはいったい何をしていたのか……と今から思うとまるで笑い話ですが、まあだからこそその反動で、自由と平等を謳歌するという聞こえのいいアナキズムなんぞに強い関心を抱くようになったともいえるのです。わたしは転向者です。転向するほどの何かを学生時代につかんだわけではないのですが、一方的な「オルグ」が嫌いな性質が形成されていったことだけは間違いありません。これ、じつは子どものころに母親がカルトだったために被ったもろもろの経験を上書きしていくものでした。しかも単純な上書きではなく、その内容が補強されるというような。上意下達の絶対組織への憎悪という内容です。甘ちゃんですね。
 その反動からくる「未組織の組織」をでっちあげていく無責任もたいがい悲惨なことになるわけですが、それはまた別の話。むしろこっちのほうを本題にすべきはずなんですが、いまはめんどくさいのでとりあえず枕だけのメモ。

 外在的に左翼右翼を腑分けして悦にいってるバカは全員死ね。どうせてめえらは眺めてるだけの卑怯者。どんなに滑稽で悲惨で実は何もできていなかったとしてもそこには本気=狂気だけの人間がいます。運が悪いと死ぬ目にあうかもしれないドンキホーテたち。だからこそイデオロギーぬきで、そうした人々がわたしは好きなのです。

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