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職質夜話

2009
02-11
数年前のとある好日、東京・JR新宿駅の中央東口改札(地下)を出たところに二人の警官が「テロの警戒」(ぷっ)でたっておりました。歌舞伎町にカマボコぶっこんで生活課どころか機動隊まで投入して人狩りやるとか、スーパー異常な時期のことです。いまも異常ですけど。

んで、その前を通りすぎようとすると、二人組のうち若い方が「ちょっと待って」と高圧的に声をかけてきました。せっかくの好日が気分の悪い日に! そして官憲の偉そうな態度にはやくもカッチーン。こちとらやましいところがないからこそ職質にはいつも応じないし、友人が違法逮捕される経験がなんどもあって警察がきらいなので、とうぜん立ち止まりません。歩きながら「職質かぁ?」とでっけー声できくと、「はい」といきなりトーンダウン。でもついてきます。若いやつのうしろにもう一人ついてきているのが見えます。

「なに、おれがハンザイシャだっていいたいの?」
「いえ。ちょっといま警戒中でして…」
「だからなにがワリいの? おれがテロやんの?」
「いえ、そーいうのが…ほら危険ですから。ちょっと…」

予想外のこちらの(悪質な?)態度にとまどったのか、こともあろうに若造くん、鋲(びょう)つきのベルトとウォレットチェーンをさわってこようとします。だからなんだよ。もちろんそれをかわしつつ歩きつづけます。

「あー? これでショウガイっつーのか、こるぁ!」
「いえ」
「ざけんなショクシツはニンイだろがぁ」
「ええ」
「レージョーはよ?」
「え」
「さわりたきゃフダもってこいっつんだよ! いいな、ショクシツならキョヒすっからな!」

逆に顔をゆびさしながら捨てぜりふ。(来るかな?)とかまえつつ歩き続けましたが、ここで年かさの方が若いのにもういいと目で合図してあっさりあきらめていきました。この間、およそ一分くらい。

この場合の令状って身体捜索令状のことです。「てめ、どこ中よ!」とかはいってませんが、しかしこうやって文章化すると、われながらかなりイキガッタふうのイタイ人だなぁ。でもイタイくらいにふるまわないとポリはかさにかかってくる。いやマジで。

このとき突破が可能だったとのは、まず警官の人数が二人だったからということがあるでしょう。それから改札付近で人目が多かったこと。あとあくまでデカイ態度。もちろんこっちの。周囲はなにあれーとドン引きなわけですが、うーるへー。じっさい急いでいたのでバシっと切りたかったし、おまけに見てくれのこといわれてついつい怒鳴り声をあげましたが、間合いはかりながらやってますよそら。囲まれた場合はもうすこし慎重さが必要ですけど。ちなみに職質切りの可否にガタイはあんま関係ねーと思います。こんなとこで「フレキシブル」になっても人生ものすごくムダって感じですが、まあ状況判断とそれに応じた態度のとりかたがものをいう。基本的にヒクツになっちゃダメ。

知人から囲まれてるって電話があったときに助けにいったときもそうでしたが(たまたま近くにいただけで年中ヒマなわけじゃありません)、法律論でひとつひとつつぶしていくと巡査は態度をかえてくるので、こうなるとぎゃくに街ゆく人にアピールした方がいいです。このときは全員の警察手帳から記録とったうえであきらめさせました。もちろんこっちの身許はあかしません。あと向こうの人数が少なく包囲されてない場合は立ち止まらないこと。制服のオマワリには管轄のしばりが多少あるので、管轄ぬけるまで歩き続けるのもテです。ただしアキバだと複数管轄であらそって人いじめてるようだからダメかもね。もちろん囲まれてない場合でもいきなり走らないこと。運がわるいとタックルされてでっちあげられてしまう。

向こうが公妨をでっちあげてくるタイミングとかが判断つかない、音声や映像を記録する媒体ももってなくて不安だという場合なんかは、むりしないほうがいいかもしれません。それからハナっから強制的にやられてどうにもならなかった場合は、むこうのネタをつかむこと。警察は権力かさにきてひとの腹をさぐるのにたけていますが、法理上の整合性をもって逆襲されることにはなれていませんから。というわけで警職法・刑訴法・警察手帳規則の読み込みが望ましいです。現場ではとにかく手帳ださせて照会。可能ならはっきりイヤダといいながら行われつつある職権濫用を記録。カネとひまと気力がある人はそれから公訴提起。ここが貧乏人のつらいところ。

国家公安委員長をやった人間もひっでー職質を受けて、「自由主義社会というのは、国家からの自由も、できるだけ保障する社会なんだ。(中略)怪しいものを持っていないのなら見せなさい。見せないからといって、怪しいものを持っているからだろうと疑うことは、とんでもないはき違いなのだ」と発言せざるをえないような時代ですから(しかし「先生」だとわかるとコロっと態度をかえる渋谷署は人間を差別するウンコ)、不当なことにはいちいちキッチリ反撃しとかないとますますキビシーことになるのは目に見えてます。警察の違法活動はいまにはじまったことじゃないんですけどね。

元国家公安委員長もいっているように、イェーリングの『権利のための闘争』って、あれ、金言です。闘争しなきゃ権利なんか守られるわけないじゃん。時間のムダだから我慢するとかって効率の問題は副次的なもの。先人の血で権利があがなわれてきたことは奴隷には理解しがたいのかもしれないけど、奴隷解放の事業は奴隷じしんの決起による以外にないことも歴史が証明しています。

なお、ネタもってうろついてるようなドアホのことは知りません。

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Comment

おもろいね。
おれみたいな無学文盲じゃ、そこまでやれんな。

第一法律なんて知らないし、むつかしいことは知りたくもないので、「そんな法律ってあるんか?」とまず聞く。
「あるんだ」と来るから、「だったら、その法律はまちがっているぜ」とごねまくり、持っていかれそうになると、人だかりのど真ん中にあぐらを掻く。

それでも持っていかれたら、何を聞かれても「てめえで調べろ」で押し通す。

ぶち込まれるのはなんともないが、家中かきまわされると、埃も出るし、パソコンやノートの類を盗られるのは、癪にさわるからだ。

法律は知らないが、その気になれば、やつらは、どんな汚いことでもやるってことだけは、知っている。

このところ、立てつづけに三度あったが、ついていて、まだぶち込まれるまでには到っていない。

何も知らないのも何もかも知っているのも、さては、どっちもどっちか?
ああ! 田中さん! 「その法律はまちがっているぜ」ってのが一番だ。どっちもどっち、そりぁ、知らないからこそ「強い」のかもしれません。でも、お気をつけて。

「理論で武装したつもり」でも、現場では役にたたないことはたくさんある。理屈抜きでアチラさんもしかけてくるときがあるので、おわかりでしょうが、そんなときは知識なんてなんの役にたたない。

こうなったらほんとうビクついてても、やけのやんぱち式にでーんとかまえて、ケンカですね。手ぇだしたり足だしたりしたらもってかれますが…笑
  • 2009-02-14│02:14 |
  • noiz URL│
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